ポラリス・ア・ラモード

🌸 ベルギーの春ももうすぐそこ♡ 🌸 ~ユネスコ無形遺産♡ベルギー南地方、バンシュ(Binche)のカーニバル♡~

haru

2019/03/11

引用: https://www.google.com/url?sa=i&source=images&cd=&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwiPn-nNm_LgAhVCEVAKHdOZADYQjRx6BAgBEAU&url=https%3A%2F%2Fplatabi.com%2F10237&psig=AOvVaw3DR-Pd9nZfqNYlQbtxu-p-&ust=1552121651003898

Bonjour!

ベルギーで駐妻生活中のアミューです♡

日本では春の訪れを感じている方も多いのではないでしょうか。

 

ベルギーでも、だんだんと日が長くなり、暖かい日が続いています。

毎年この時期はもっと寒く天気も良くないようですが、温暖化の影響でしょうか、異常気象と言われています。汗 

その影響もあり、ベルギーでは環境デモが盛んに行われていますが、それはまたの機会に・・・!)

 

まあ、温暖化はともかく、暖かくなるのはベルギーの人々もうれしいみたいで、

先日初夏の天気の日には、お仕事をお休みして(←笑)街に出かけたり

お子さんと遊んだり、家のテラスでのんびり語らったりしている人々をたくさん見かけました

 

日本に比べ、ヨーロッパの冬は、寒く、暗く、長いので、お天気だとひときわうれしいんですよね。^^

アミューもベルギーに来て、太陽のありがたさをひしひしと感じています。

 

さて、この時期ですがベルギーでは南部のワロン地方を中心に

たくさんのカーニバルが開催されています♡

 

ここで少しワロン地方含め、ベルギーの紹介をしておくと、ベルギーという国の最大の特徴として、

「公用語が3つ(フランス語、オランダ語、ドイツ語)あり、地域によって公用語が変わる」という点があります。

 

ざっくり言うと、ベルギーの上半分(ブリュッセルを除く)がフランデレン地域と呼ばれるオランダ語圏、

下半分がワロン地方と呼ばれるフランス語、ドイツ語圏になります。

 

ワロン地方はほとんどがフランス語圏で、文化や街並みもフランスの影響が強く入ってきている地域になります。



引用:http://salsaseoul.sakura.ne.jp/sblo_files/ajisaibunko/image/0100524k0000m030084000p_size4.jpg

 

このワロン地方で、毎年「長い長い冬が明けて、春が来た!」ということを

お祝いするために、各地でカーニバルが開催されます♡

 

毎年、2月初めごろが多いみたいですが、今年は3月初めがカーニバル週間になっていました、

 

アミューと夫も、「カーニバルをぜひみたい!」ということで、週末を利用して

ベルギーで最も有名な「バンシュ(Binche)のカーニバル」に行ってきましたので

レポートしたいと思います♡

 

バンシュとは上の地図の「モンス」に近い位置にある小さな都市ですが

バンシュのカーニバルは、ユネスコの無形文化遺産に登録されており、500年以上続くベルギーで最も古いお祭りです。

 

なんといっても最大の特徴は、この奇妙なお面!!!!!そしてダチョウの羽の帽子!

この道化師達は「ジル」と呼ばれ、代々バンシュ出身の家族が受け継いでいくものだそうです。

 

1000人以上の「ジル」が全く同じ格好をしてブラスバンドの音とともに街を練り歩くのだとか。

そして豊作と春が来たことを祝い、オレンジを投げるそうです。

想像するだけで大迫力ですよね。 

引用:https://www.google.com/search?q=%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC+%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5+%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%90%E3%83%AB&rlz=1C1JZAP_jaBE811BE816&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjVgKztlfLgAhVOaVAKHRvWCWEQ_AUIDigB&biw=1440&bih=769#imgrc=mMXhZnrpsaWz7M:

引用:https://www.belgium-ex.com/blog/item/6370.html

 

「これはぜひ見てみたい!!!!!」

ということで、夫と浮足だちながら行ってきました。

・・・・・が、残念なことに、このジルの行進は最終日の火曜日のみ!ということで、見れませんでした。笑

 

ただ、カーニバルの雰囲気はたっぷり味わってきたので、シェアしたいと思います♡

 

バンシュはブリュッセル(ベルギーの首都)から車で約1時間ほど行ったところにある小さな街です。

昼過ぎに到着すると、すでにいろんなところからドラムや吹奏楽の音が鳴り響いていました。

そしてちらほらと仮装した人々が行進していました。

 

街の周りには、お祭りを見に来た人々の車の路駐でびっしり!

30分以上街の周りをグルグルしてやっと駐車できました。

 

街の入り口には「ジル」のお面が。ちょっと怖いです。(笑)




街をてくてく中心地まで歩いていくとレストランやバーはどこも満席で

ビールやシャンパン片手に人々が外まであふれかえっていました。

おなかが減っていたので、ふらりと入ったレストランでは、皆飲めや歌えやの大騒ぎ!!!!!

 

そして驚いたのが、店員さんも「英語が通じない(笑)」

私たちの住んでいる首都ブリュッセルでは大抵どこでも英語が通じるので日常生活に問題なかったのですが

フランス語圏では、英語が話せない人も多いみたいです。

 

なんとか片言のフランス語でやりとりして、グーグル翻訳でメニューを調べつつ席に着いた私たち。

この時点でかなり「旅感」が出てドキドキしていました。

 

サーブされるのを待っていると、入り口から歌いながら入ってくる人々が!!!!!

そして私たちのところまできて

「はははは~♪」と笑いながら、肩を組み歌いだしたのです♪

(謎の変装眼鏡をかけさせられたアミューw)



そしてガンガンフランス語で話しかけてくる。(笑)

 

「ジャポネジャポネー」と言いながら、私たちも笑顔に(笑)

 

私たちの胸に、ミモザとバラがセットになった小さな花束をつけてくれました。

これもカーニバルの伝統で、ミモザをつけてお祝いするそうです♡

おじさんの頭についている黄色くてフワフワのお花が、ミモザです♡




言葉が通じなくても、みんなオープンマインドでフレンドリーで、なんだか温かい交流でした♡

 

レストランを後にし、16時のカーニバルまで時間があったので、てくてく街を散策します。

途中のパン屋さんでこんなにかわいいジルのケーキが♡

お祭り仕様です♡

そして16時!いざカーニバルへ♡私たちも道の脇で待ち構えていました♡

 

パレードの最前列にはポリスが警備していました。

馬というのがヨーロッパっぽいですよね~。

お祭りだからか、どことなく和やかなムードです。


パレードが始まりました。

ブラスバンドの音に合わせて、色とりどりの衣装を着た人々が練り歩きます。

かなりの確率で、衣装は手作りなんだそうです♡

とても手が凝っていますよね~。

 

顔のメイクから衣装までとっても繊細でこだわってます。

 

かわいいおじさん♡

 

子どもたちもたくさん♡

 

ブラスバンド♡楽器はかなり年季が入っていて、何十年も使われてきたものなのかな・・・と想像が膨らみます♡

 

インディアンに仮装した女の子♡

 

フレンドリーな青年たち♡左から二番目の人、イケメンじゃない?(笑)

 

これは・・・セーフ?(笑)

 

なんと、街の市長さんもお越しになっていました!(パレードでお隣になった地元の方が教えてくれました♪)

街の一大イベントですもんね。^^



こんな感じで、ジルこそ見れなかったものの、パレードの雰囲気をたっぷり味わってきました♡

 

いかがでしたか?

海外のお祭りってなかなか行く機会がないと思うので

少しでも雰囲気が伝わればいいな~と思い、たくさん写真を撮ってみました♡

 

それでは、またね☆

Au revoir!!!!