episode.
2020/07/26
かなりご無沙汰してしまいましたが、みなさんいかがお過ごしでしたか?編集長のharuです。
2019年から2020年へと時間が進む中で、なんだか別世界にいるような気持ちになっておられる方もいらっしゃるかもしれません。
病気や災害が、みなさんの日常を大きく変えたかもしれません。
将来がどうなるのか、予想がつかなくなって不安な気持ちになっている方もおられると思います。
私自身も、この1年で自分の中でもあらゆる変化がありました。
その変化や変容を、自分の中で反芻して落とし込むのに少し時間がかかってしまいましたが、なぜかふと
そろそろ記事が書ける!という気持ちになってPCに向き合っています。
今日の題材は、episode(エピソード)。移り変わる毎日に、ちょっとついていけないなあと思ったり
もしくは、まったく変わらない日々が延々と続いていくような気がして
大丈夫かなと不安になったりする時に読んでいただけると嬉しいです。
移り変わる日々、大丈夫だよ
今年ほど、日々がこんなにあっさりと移り変わってしまうんだと痛感した年はないのではないでしょうか。
楽しみにしていた2020年のオリンピック・パラリンピックは幻になってしまったし
みんなとしょっちゅう会って何も気にせずに
楽しく笑い合える日々も遠い日のように感じるかもしれません。
個人のレベルでも、お仕事が変わったりご家族のあり方が変わったり、いろんなことがあると思います。
これまで当たり前に続いていたことが、あっさり崩れてしまった時の喪失感はかなり大きいものだと思います。
ただ、移り変わって行く時には、なくなってしまったものに注目してしまいがちなのですが
よく目を凝らして見てみると実は、あたらしい素敵なものも自分の足元にやってきてくれていることが分かります。
私たちの今の変化。
自分の人生において、エピソードが変わったんじゃないでしょうか。
新しいエピソードはまだ馴染みがないかもしれないけれど
あたらしく楽しい登場人物や、あたらしい景色が目の前に広がっている。
目の前の景色が変わってきているということは、私たちが進んでいる証拠。
次のエピソードへと進んだということ。
前のエピソードの方がよかったと過去にこだわりすぎていると、今目の前にやってきているあたらしいエピソードの良さに気づけないかもしれない。
あたらしいエピソードは、私たちにその楽しさや素晴らしさを発見してもらいたがっている。
過去のエピソードをふと思い出して懐かしくなることは、自分の力になることもあるけれど
今目の前にあるエピソードの素敵なところを見逃さないようにしたいですね。
「ずっと同じでない」という希望
話は変わるのですが、私は、俳優で歌手の星野 源さんが大好きで、実はいつか星野さんに会えるようになるまで仕事を頑張ろうと思っています(笑)
そのくらい大好きな星野 源さんなのですが、彼の生み出すメロディはもちろんですが歌詞もとても心に染みるものがあって、とても好きです。
時々とても短い曲もあるのですが、それもまた良いのですね。例えば、このエピソードという楽曲。
30分の一話の中で
先の見えない苦しみは
15分あたりにくるんだ
お金の匂い 間にはさみ
ふと君のことを思い出す
未来が見えないな この世界でも
楽しい時間 あっと言う間だろ
どんな話でも大丈夫
15分もすれば 次のエピソ一ド
すごく短い曲の中にストーリーがあって、素敵です。
きっと主人公はテレビを観ていて、物語の中盤の苦しさを感じたり
次の展開が気になるのに挟まれるCMをちょっと煩わしくおもったりしてる。
そんな光景が思い浮かびます。
この曲の好きなところは
どんな話でも大丈夫 15分もすれば 次のエピソード
という最後の一行です。
何かに悩んでいる時、めちゃくちゃ苦しいのは、この状態がずっと続いていってしまうんじゃないかと思ってしまうからだと思うんです。
お仕事を失ってしまった時。家族や友人との別離を経験した時。
いまの自分の状況や気持ちが、このまま永遠に続いていくような気がして苦しいんだと思うんです。
でも、実は同じ状況や気持ちが永遠に続いていってしまうなんてことは
ないのです。
時間が経てば、次のエピソードに進むように、必ず移りゆくもの。
なんだか、それって希望だと思いませんか。
今目の前にあるこの現実だけが続いていくんじゃなくて
新しいエピソードはもうほんのすぐあとに控えているのかもしれない。
15分もすれば、次のエピソード。
そのくらいの気持ちで生きていってもいいかもしれません。
目の前の、愛すべきエピソード
いま、みなさんの目の前にはどんな変化がありますか。
その変化や変容を、どんなふうに受けとめていますか。
前のエピソードがちょっと恋しくなることもあるかもしれないですね。
私は、前のエピソードも心の中でそっと大事にしていたらいいと思います。
(私も、時々懐かしく思い出すことがあります)
でも、いま、目の前にあるエピソードが私たちのあたらしい大事なエピソードで
そのエピソードは、私たちにその面白さや素晴らしさを発見してもらうことを
今か今かと待っているのかもしれません。
どくどくと脈を打ち、生きている今のエピソードから
どんな面白さを見つけることができそうですか。
見つけた面白さを、ゆっくりと味わってみてください。
編集長haru