ポラリス・ア・ラモード

コラム

まちがいさがし ~自分が生きる世界を正解の世界にしよう~

aki

2019/07/09

まちがいさがしの 間違いの方に
生まれてきたような気でいたけど
まちがいさがしの 正解の方じゃ
きっと出会えなかったと思う

菅田将暉が歌う
「まちがいさがし」の歌詞が好きだ。
とても共感できる。

でも少し疑問がわく。
“間違いの方”って何だろう。
“正解の方”って何だろう。

間違い探し

“まちがいさがし”は
2つの絵を見比べて、違いを探す遊びだ。

例えば、
「右の絵の空には雲があるけど、左の絵の空には雲がない」とか
「右の絵の花は赤色だけど、左の絵の花は黄色」とか。

もし、
右を“正解”にするなら、雲があって花は赤色の世界が正しいけれど、
左を“正解”にするなら、雲はなくて花は黄色の世界が正しくなる。

2枚の絵のうち、どちらを“正解”の絵にするかで、
〈正しい世界〉の絵は変わる。

つまり、どちらを“正解”、“間違い”にするかは
わたしたちが決められるのだ。

人生の中の選択

生きていると選択する機会がたくさんある。

間違った選択をしてしまったと思うことがあるかもしれない。
今いる場所が間違っているように感じて苦しんでいる人がいるかもしれない。
間違った方を選んで、悔やんでも悔やみきれない思いを抱えている人がいるかもしれない。私自身、今までの人生の中で
こっちを選んでいたらよかったかな…と思う大きな分岐点がたくさんあった。
道を間違えたな。選択を失敗したな。
間違いの方に来てしまった…そんな風に思ったりもする。

でも、
今いるこの場所は
自分が選んで、進んできた場所で
今いる大切な人や、友達や環境は
この道を選ばなければ出会えなかったと思うと、
こちらを“間違い”と言ってしまうことに少しためらいを感じる。
私は間違ったと思った世界で、かけがえのないものに出会えたのだ。


間違いの方に生まれたような気がする人や
間違った選択をしてしまった気がする人に伝えたい。

間違ったからこそ得られるものもある。
間違った方でしか得られないものもある。


そして、よっぽどの間違い(法律に反するようなもの)以外は、自分が選んだものを“正解”と思ってほしい。
どんなに辛くても苦しくても悔しくても、自分が進んでいる道を“正解”だと思ってほしい。

あなたの生きる世界

最初のまちがいさがしの遊びを思い出してほしい。

〈正解の絵〉と〈間違いの絵〉がある。
この2つの絵には異なる部分があって、
〈正解の絵〉の方が〈正しい世界〉なのだ。

しかし、どちらを“正解”にするかを変えると、
今まで〈間違いの絵〉だと思っていた絵が
〈正解の絵〉にあっという間に入れ替わる。
同時に〈正しい世界〉も変わるのだ。
そして、どちらを“正解”にするかは自分自身で決めることができる。

わたしたちの生きる世界も同じだ。
いつだって見方を変えれば景色は変わる。

ライター aki