その波は乗るべき波か、そうでない波か。「キャリア・サーフィン論」〜現代の荒波を乗り切るための、みんなのキャリア術。
2019/04/27
こんにちは。ひさしぶりにキャリアに関する記事を更新したいと思います。
今日のテーマはずばり《その波は乗るべき波か、そうでない波か。》です。
IKKOさんの言葉
実は、この言葉はあの芸能人のIKKOさんの著書「女の法則」に載っていた言葉なのでした。
IKKOさんって実は名言がとても多いです。ものすごく、努力している人なんだと思います。
IKKOさんも、これまできっといろんな荒波を経験されてきたんだろうなと感じました。
そうした幾多の荒波を経験する中で彼女(敬意を持って彼女と呼びます)が会得した人生論。
《波がやってきたら、乗るべき波なのかそうでない波なのかをちゃんと見極めること。》
頭脳プレー+根性プレー
IKKOさんは著書の中でけっして、《すべての波に乗りなさい!遅れることなく!》と
私たちを鼓舞していたのではありませんでした。
まずは冷静に、その波に乗るべきか、見逃すべきかを見極めることが大切だと教えてくれています。
現代の荒波に対処していくためには、頭脳+根性プレーが大切だと言います。
ただただぜんぶの波に乗ろうとして根性、根性、根性だと精も根も尽き果ててしまうでしょう。
頭脳を使って冷静に見極めることもとても重要です。
だけど、いったんこの波に乗る!と決めたら根性プレーも大切。覚悟を決めて、その波に立ち向かっていくのよ!と
彼女は言います。
現代の荒波は音も立てずにやってくる
昇格できるチャンスが巡ってきた、転勤になるけど新しい仕事にチャレンジできる、転職のお声がけをもらった。
新しく大きな波は、なんの足音も立てずに急にやってくるものです。
そんな時に、ただただオドオドして立ち尽くしてしまっては
波に飲まれて最悪の場合、サーフィンが転覆してしまいます(ガーン)
オドオドせずに、まずは冷静に。この波は自分にとって良い波?悪い波?と見極めるために一呼吸。
私は本職としてキャリアコンサルタント・転職エージェントをしているので、ほんとうにこうした
人生の転機や、仕事の転機がやってきた皆様とお話することが多いです。
家族や自分の健康の悪化、会社の買収や倒産、自分のポジションがなくなってしまった
そうした戸惑いの中で、また新しい波が容赦なく自分にやってくる。
自分がその波に対してどのような姿勢でどう向き合っていくのかは
ますます瞬時に見極め決めて対処していかないといけなくなってきました。現代のスピードはものすごいものがあります。
IKKOさんの言う、頭脳プレーがここで活きてきます。
波の見極め方
私haruも、これまで数多くの岐路にたってきたと思います。
家族の看病、祖父母の死、大好きだった仕事を辞めるか否か、転職、昇進、引越し、結婚。
だけど、どの時もわりと後悔しない選択ができました。
どんなことを意識して選択してきたのかなと少し振り返ってみてみたら、この二つが要だったんだと思い至りました。
「まずは直感。そして衆知を集める」
これって、まさにサーファーにも必要なことだと思う(サーフィンしないからイメージだけどw←イメージなんかい!)
1. 直感について
波がやってきたときに、《なんとなく》いい感じがする、《なんとなく》いやな感じがする。
と直感で感じることはわりと合っていたりします。だから、まずはこの直感を大事に。そして
いざというときに直感が働くように、常にセンスを磨いておくことも大事だと思います。
(センスの磨き方はまた今度自分なりにまとめて書きます。)
2. 衆知を集める、について
もともとは、かの松下幸之助さんの言葉です。(あ、キャリアの記事っぽい!)
衆知とは、多くの人が持っている知恵のこと。
自分の直感から方向性を決めても、私は必ず周囲の意見を聞こうとします。
あえて、ちょっとタイプの違う最低でも3人ほどの方に自分の考えを伝えて、意見をもらいます。
すると、いろんな意見が出てくる。その中で、自分の心に(いい意味でもわるい意味でも)ひっかかったことを
また別の人に尋ねていきます。すると、どんどん自分の考えが深まっていくことに気づきます。
最初の直感やひらめきがやっぱり当たっていたと気づく材料を得ていくこともあるし
あるいはちょっと修正した方がいいなと思い至ることもあるかもしれません。
この1と2を両方バランスよく大事にすることが肝要だと思うのです。
サーフィンだって、自分だけの感覚や独りよがりの知識だけで無茶な波乗りをしようとすると怪我をしてしまうかもしれません。でも、誰かの意見ばかりを聞いてその通りにやっていくと「自分のサーフィン」ができなくなってしまうでしょう。
この絶妙なバランスが重要。
あなたの人生のサーフボードを転覆させないために、バランス感覚を是非身につけていきたいですね。
乗ると決めたら、覚悟を決める!
こうして、直感+衆知を集めて乗るべき波かそうでない波か見極める。そして乗る!と決めたら
IKKOさんがいうように覚悟を決めて肝を据えて取り組む必要があります。
乗ると決めた波から、やっぱやーめた!と引き下がることも時にはアリだとは思うのですが
上手に撤退しないと怪我します(人生も、波乗りもw)ので注意してください。
この引き際の哲学についても、また別の記事で書いていきたいと思います。
良い人生、良い波乗りができるように応援しています!
編集長haru