「キャリア・サーフィン論」〜現代の荒波を乗り切るための、みんなのキャリア術。
2019/01/21
みなさま、こんにちは。ポラリス ア・ラ・モードにて、キャリア術の連載もスタートすることにしました!
というのも、私は本職ではキャリアコンサルタントをしていて、そこでの経験で得た考えについてもみなさまにシェアできるかなと考えたんです。
私は、キャリアコンサルタントの国家資格を持っているのですが、資格取得のために、いろんなキャリア理論を勉強しました。だけど、どれも部分的には納得するものの、「これはすべての人に当てはまる理論だ!」とまで思える理論には出合えませんでした。
世の中にはいろんな人がいて、仕事をしている人も、していない人も、いまはちょっとお休みしている人も、ゆるキャリの人も、ばりキャリの人もいろんな人がいると思うんです。
そのすべての方に当てはまるような理論・・・・と思い
自分で作ってしまいました!!!!!!!!
「キャリア・サーフィン論」
その名もずばり、「キャリア・サーフィン論」です。
小難しい感じじゃなくて、できるだけイメージしやすいようにご説明していきますね。
キャリアをつくっていくということは、まるでサーフィンしてくことみたいだ。と思ったんです。
世の中にあるキャリア術を見ていると疑問に思うのことでもあるのですが
ばりキャリがいいとか、ゆるキャリがいいとかありますが
私は正直そのどちらがいいとか、竹を割ったようには到底考えられないと思うんです。
人生のそれぞれのタイミングによって、ばりキャリになったり、ゆるキャリになったり
はたまた仕事辞めて家にいたり、また再開して仕事したり・・・っていろんな状況になると思うんです。
それってまるで波乗りみたいだなってなんとなく思ったんです。(お風呂入りながらふと。笑)
そう思いついたらすべてに合点がいきました。
▶︎どの海岸でサーフィンするかを選ぶのは、自分のフィールド(業界)をきめること。
(日本でも、海外でもいいよ。)
▶︎どの職場を選ぶかというのはどのサーフボードを選ぶのかということ。
(基本頑丈なのが良いけど、大きいの(大会社)がいいとか小さいの(中小/個人)がいいとかは人によるし海(人生)の状況にもよる。)
基本はこの二つですね。
キャリアコンサルタントは、ボードショップの店員みたいなものでしょうか。
あなたのタイプを考えると、このサーフボード(仕事)おすすめ。みたいな。笑
そして、ここからがこの理論のみそなんですが、
▶︎サーフィンはずっとしてるものではないので、時にはサーフボードを降りて岸に帰っても良い。
=ずっとキャリアを形成していかないといけないものではなく、時にはお休みしたりしても良い。
▶︎そもそも、帰れる岸(=自分の安心できる場所)をちゃんと持っておくことがすごく重要。
=家族とか頼れる友達のネットワークとか、心の基盤になるような場所を作っておくことが大切。
岸でちょっと一休みしたっていいんですよ。ずっとサーフィンしてるわけにはいきませんからね。
うーん。ここまで言ってくれたキャリア理論は今までなかった!!(涙)
けど、これを私は声を大にして言いたい。ちょっと、お休みしたっていいんですよ!!
むしろ、岸でしっかりトレーニングしたり(仕事以外の場所で自分を育て・鍛える。)
岸で出会った人とサーフィンについての情報交換したり(いろいろ勉強して知識を得る!)ことだって
ものすごく大切なのです。
ちょっとの期間サーフィン(仕事)をお休みしたって、
また始めたくなったら始めたらいいだけの話なんです。
大事なのは、サーフィン(仕事)そのものではなくて、
自分はどんなサーファーになりたいのか。どんな海で、どんなふうなサーファー人生を歩みたいのかです。
時に荒波、時に凪。
波は時に荒く、転覆(リストラや、休職・退職)させられてしまうこともあるでしょう。
そこで《なにもかもすべてが終わりだ》と人生を諦めてしまう必要はありません。
ただ、岸に戻ってちょっと休んで落ち着けば良いのです。
落ち着いたら、また新しいサーフボード(お仕事)をゆっくり探しましょう。
そしてそもそもサーフィンをする海はこの海でよかったっけ?(ほかの生き方はないか?)と考えるのもいいかもしれません。
逆に、海が凪すぎて(仕事が単調すぎて)、つまらなくなる時もあるでしょう。
そんな時は、べつにそのまま波にたゆたうのも素敵でしょう。(時にはそんなのもありです。)
たゆたいながら、次どうしようかなと考える。そんな時間も素敵だったりします。
でもあんまりずっと凪で、もうそろそろチャレンジしたくなったと思ったら、サーフィンする海を変えてもいいかもしれません。
そしたら、サーフ仲間に「最近いい海岸あった?」なんて聞いてみてもいいかもしれませんね。
自分にぴったりのいいサーフィンをして良い人生を。
とにかく大切なのは、サーフィン(仕事)そのものではなく、サーフィンをしていく「サーファー(自分)」なんだということ。
サーファーとしてどんな波乗りをしていきたいか(どんな人生にしたいか)ということなのだと思います。
いいサーファーになるためには、自分にあったサーフボード(職場)、自分の好きな海岸(業界やロケーション)、
サーフ仲間(仕事について相談できる友達)、そして何より帰ってこれる岸(心の基盤・拠り所)が必要となります。
「キャリア・サーフィン論」では、ボードショップ店員(キャリアコンサルタント)のharuがこれまでみてきたケーススタディや自分自身の経験をもとに、いいサーフィンをしていく(いいキャリアを築いていく)ためのヒントをお伝えしていきたいと思っています。
こんな素敵なサーファーがいたよ❤︎なんて紹介していくので、
どうぞ肩の力をぬいて、リラックスして自分はどんなサーフィンをしようかな〜と考えてみてくださいね❤︎
良い波乗りができるように、応援しています!
編集長haru