フリーランスパパ + ウェブサイト制作 / 神田 翼さん「好きな場所で、好きな人と、好きなことをする」《前編》
haru2019/01/19
インタビュー polaris for YOURSELF vol.3
フリーランスパパ + ウェブサイト制作 / 神田 翼さん
「好きな場所で、好きな人と、好きなことをする」
《前編》
自分の生きる上での指針やポリシー、「ポラリス（＝北極星）」を持つ人たちのインタビュー。
今回のインタビューは、ポラリス ア・ラ・モードのウェブサイト制作をしてくれた神田 翼くんです。
翼くんは、いつも目がきらきらしてて、とにかくいつもハッピー感が満載の方！
今の幸せに行き着くまでに辿ってきた道のりもとってもユニーク。前編と後編に分けてお届けします。
今回はライターのakiも同席してくれました❤︎ いっしょに、興味津々で翼くんの話に聞き入りました。
好きな場所で、好きな人と、好きなことをする人生
haru: 本当に素敵なウェブサイトの制作をありがとう。見やすいとか、デザインが素敵とかいろいろなお声をもらっています！今日は改めて、翼くんのポラリスを教えてください。
Tsubasa: 好きな場所で、好きな人と、好きなことをするということです。
haru: 翼くんっぽい！このポラリスって、昔から意識していたものでしたか？
Tsubasa: この10年くらいは変わっていませんね。
今、30歳なんですけど「子どもの頃」「15歳〜20歳くらい」「今」では、実は性格がそれぞれものすごく変わったんです。
「15歳〜20歳くらい」の頃はこう、すごい暑苦しい感じで夢を語っていたりとか、人の話も今から思えば聞いてなかったと思いますね（笑）
今は、子どももできて、家族と一緒にいる幸せに気づいたことから、だいぶ性格が変わりました。
このポラリスも性格が変わるのと同時に大事にし始めたんじゃないかなと思います。
自分を変えてくれたある本との出会い
aki: まず、子どもの頃はどんな感じだったんですか？
Tsubasa: 人と違うことをするのがすごく怖くて、常に中くらいの位置にいたいタイプだったと思います。とにかく、目立ちたくなかった。
haru: その「目立ちたくない！」ってところから、「熱血バージョン（笑）」に変わったのはなにかきっかけがありましたか？
Tsubasa: そこはとてもはっきりしてます。中学校３年生・15歳の時に高橋歩さんの『毎日が冒険』っていう本を読んだんです。
haru ＆ aki: ：本なんだ！(本好きの2人。驚くと同時にめっちゃうれしい)
Tsubasa: 本です！実はそれまで本めちゃくちゃ嫌いで、文章がホンマに読めなかったんですけど、
母に薦められたんですよね。ある日、サッカー部の部活から帰ってきたら唐突に、「これ読んでみ」って言われて
2階の自分の部屋に持って上がって、一時間ぐらいでぶわぁぁーーって読んで
「うわぁー」ってなって。そこが自分のめちゃくちゃ大きな転機ですね。そこから…
haru: どうしたの、それを読んで。
Tsubasa: そこから、「こんなに好きなことで生きていけるんや」っていうのんを知ったので
性格がまずめちゃくちゃポジティブになったのと、夢を持つようになって
その夢を明確に発信すれば叶うんだっていうことを知ったんですね。そこからだんだん性格も変わってきて。
haru: すごいなぁ。その本と出会ったのは大きいですね。やっぱりいいよなぁ、本って。
Tsubasa: そうですね！そして、今から思えばその転機のきっかけもやっぱり「親」だったんです。
僕はお父さんやお母さんからの言葉の影響をよく受けています。
今も自分の家族をとても意識しているっていうところに繋がっているのかなと思います。
宣言通りの世界一周。だけど一人ではなく、そこにはパートナーがいた。
haru: 高橋歩さんの本との運命的な出会いがあった。そこから今までの人生でどんなことがありましたか。
Tsubasa: ほんとにめちゃくちゃ色々ありました（笑）
その本の影響で僕はその時から10年後の25歳から、1人で2年間かけて世界一周するんだ！と決めました。
その後、周りの友達にもそのことを宣言し続けた10年間でした。
aki: その夢は実現した？
Tsubasa: はい！結果、本当に25歳の時に世界一周ができました！
だけど、期間は7ヶ月で、そして一人ではなく奥さんと二人で行くということに変わりました。
新卒後10ヶ月勤めた会社を、彼女もろともスパッと辞める！
Tsubasa: …実は世界一周の前にもできごとがあって。新卒でIT系のベンチャー企業に入社したのですが、10ヶ月で退職しました。
仕事は基本的に楽しかったし、人にも恵まれていましたが…
入社後半年して「お前、目が死んでるぞ」って頻繁に言われるようになったんです。
そして、実は…大学時代から付き合っていた彼女（現在、奥さん）も別のある会社に入社して10ヶ月くらいで同じように「目が死んでる」と言われるようになっていたんです。
haru: え、２人とも同時に、目がしんでた！？
Tsubasa: そうです、そうです。ほんとに全く同じくらいのタイミングで、全く同じようなことを周りから言われるようになって。
自分でも昔の自分に戻れなくなりそうっていうのをすっごく感じていました。
昔はもうちょっとこう目がキラキラして、周りにも、「お前めちゃくちゃ熱いな」みたいに言われていたんですが。
haru: 社会人になって、そうなっちゃったんだ。
Tsubasa: そして会社を、彼女（現在奥さん）と同じタイミングで辞めました。そして辞めてからすぐ、結婚もしました。
というのも25歳で世界一周するって決めてたんで、会社にいることにこだわる必要はないなって思ったんです。
海のそばへ引っ越し、ニート。その毎日から思い出した大切なこと。
haru: 一緒に辞めるっていうのがすごいよね（笑）２人して。それから、どうした？
Tsubasa: 神奈川県の葉山っていう、ちょっと（いやかなり！？）別荘地の海のそばに引っ越しました。
お金も全くないのに、別荘地って知らないまま、一緒に仕事をする予定だった友達カップルに誘われ、引っ越し(笑)
友達カップル2人と僕ら、みんなで葉山ライフをスタートするんだっていうふうになって。
haru: わぁーめっちゃ楽しそう。
Tsubasa: でも、友達とやる仕事は３か月くらいで断念しました。お互いの目指している先が少しずつ違ったので。
なので葉山移住後は、奥さんと３か月くらいニートしたんですよ。２人で。
haru: ２人でね～。（この人さらっというけど、すごすぎ。）
Tsubasa: 全く働かずにニート。その時期に今も大事にしている感覚がもどってきました。
…朝起きて、ご飯食べて、お味噌汁飲んで、魚食べて、あぁ美味しい！っていう幸せ。
そして、寝る時に「今日も楽しかったなぁ」って言いながら布団に入るという毎日をお互いが送れている状態。
目が死んでると言われた僕らでしたが、仕事辞めて葉山へ引っ越してたった２週間ぐらいですぐに本来の自分たちに戻れたんですよ。
「あれ、めっちゃ簡単やん！」っていうのに気付きました。これが、僕らの大切にしたいことだなって。
haru: そこでちゃんと戻れてほんとうによかった。
そうやって、一度しんどい状態になってなかなか前のように戻れないとか、どうしたらいいかわからないという人も多いと思います。生活を大きく変えることも勇気がいるし。
パン！って辞めて、葉山に行くっていうのを、どうしてそこまで潔く決められるの？決められない人も多いと思うんです。
Tsubasa: 実はある合言葉があって。「２人やったら絶対大丈夫！」っていう奥さんがいつも言ってくれる合言葉です。
日本なら、働けばなんとか稼いでいけるし、短期でも派遣でも生きてく分は稼げる！って思ってます。
そういうのもあって、「絶対大丈夫！じゃあやろう！」みたいなのが二人であって。
haru: 絶対大丈夫っていう、心の基盤みたいなのかな、そういうのがあるんですね。
Tsubasa: 男側からしたら、そうやって奥さんが言ってくれるのはめっちゃ心強い。
お嫁さんとしてきてくれているんだから、とか思うことはやっぱりありますからね。ありがたいです。
インタビュー後記
思い切った選択ができるのも、奥さんの「2人だったら絶対大丈夫。」という言葉があるから。
いつも心の真ん中には家族がいる翼さん。
後編では、フリーランスという働き方を選んだ理由や、フリーランスパパの毎日についてお話ししてもらいます！
どうぞお楽しみに！
編集長 haru
